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(令和5年6月議会・補正予算議案)デジタル活用して進むのか自治体DX

この記事は公開から半年以上経過しています。

令和5年6月第435回大野市議会定例会の議案の中身を説明します。今回は、議案第41号 令和5年度大野市一般会計補正予算(第2号)のうち、デジタル技術を活用した業務改善、利便性向上策です。

石山市長の提案理由説明

市長は、議案等の提案理由において触れてはおらず、議案の主な内容として「デジタル田園都市国家構想交付金を活用した道路・河川監視カメラや体育施設などの施設予約システム、公立保育所における保育サービス向上支援システムの導入」を説明しています。

予算案の概要と導入メリット(想定)

「3.1.2保育サービス向上支援システム導入事業(こども支援課所管)」3,765千円(うち、1,882千円は国交付金活用)
⇒公立保育園3園(あかね、荒島、阪谷)において、保護者の利便性向上として園との連絡手段にデジタルを活用するほか、園からのお知らせ等にデジタルを活用することで保育士の負担軽減を図る。

「8.1.1道路・河川監視カメラ導入事業(建設整備課所管)」16,890千円(うち、8,444千円は国交付金活用)
⇒昨年8月の大雨と昨冬の大雪などを踏まえ、市道1か所、河川2か所に監視カメラを設置し、現場での状況把握に加えてカメラによる把握と早めの避難呼びかけにつなげる。

「10.4.1らくらく施設予約システム導入事業(スポーツ推進課所管)」12,894千円(うち、6,447千円は国交付金活用)
⇒市内32施設の予約から利用料支払いまでの手続きをデジタル活用して業務効率化を図るとともに、市内20施設におけるカギ開閉時の手続き簡素化を進めることで、利用者の利便性向上につなげる。

「10.4.1学童保育かんたん連絡ツール導入事業(生涯学習・文化財保護課所管)」1,435千円(うち、717千円は国交付金活用)
⇒放課後こども教室、放課後児童クラブを利用する保護者と施設の連絡、入退所を円滑にするため、双方が連絡できるシステムを導入する。

今回の論点(利用者の立場、先着順や事前予約、減免等の考え方)

監視カメラ設置を除く業務効率化に向けた今回のシステム導入は、特に小学生以下の子どもを持つ保護者の利便性向上にどうつながるのか、運用する施設側だけではなく、保護者の立場に立ったシステム構築となるのか確認していきます。また、スポーツ施設の予約は先着順なのかあらかじめ大きな大会等を控える団体への配慮、また公共施設の減免団体等が行う手続きは簡素化されるのか、減免運用の見直しを含めた議論を行っていきます。

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