財政運営は健全か…市税や市債(借入)、繰入金(貯金取り崩し)等
令和5年度一般会計当初予算額190億5000万円のうち、自主財源の割合は30.2%(57億5962万2千円)、依存財源は59.8%(132億9043万8千円)であり、その内訳は次のとおりです。
【自主財源 30.2%】
- 市税 20.1%(約38億円)
- 使用料及び手数料 1.0%
- 繰入金 6.1%(約12億円)
- 諸収入その他3.0%
【依存財源 69.8%】
- 地方交付税 31.8%(約61億円)
- 国庫支出金 14.9%
- 県支出金 9.1%
- 市債 7.9%(約15億円)
基金(貯金)の残高(一般会計)
- 令和4年度末 69億313万3千円 ⇒ 令和5年度末 60億2462万7千円(見込)
市債(借金)の残高(一般会計)
- 令和4年度末 121億4452万3千円 ⇒ 令和5年度末 124億9080万2千円(見込)
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個人、法人が納める「市税」は行政運営の根幹であり、税収が増えるよう投資効果を求めています。「繰入金」は積み立ててきた基金(貯金)の取り崩しであり、特に財源不足を補う財政調整基金の取り崩しを予定(6.5億円)していることから、公共施設の再編・統合など徹底した行政改革の必要性を訴えています。
「地方交付税」はこれ以上の増額は期待できません。返済元金(約13億円)を超える「市債」は将来世代にツケを回すことから、無駄な予算執行がないかチェックしていきます。