(議会質問と答弁)宿泊者数と観光入込客数、高い目標設定の積み上げは?
4.官民連携した地域内経済循環率の向上策について
【キーワード】地域内経済循環促進、予算執行、地域ブランド調査、認知度と魅力度、中部縦貫自動車道、令和4年度開通、宿泊者数と観光入込客数、人材育成、生涯学習、企業ニーズ、職業訓練センター、生涯学習センター、一般財団法人越前おおの農林樂舎、ゼロカーボンシティ、森林環境譲与税
(質問)令和4年度からスタートする「越前おおの産業ブランド力向上戦略」に地域内経済循環率が記されており、この視点を取り入れたことを評価します。平成27年における本市の循環率は県内9市最低の65.4%。稼いだ財・付加価値額に、分配された政府支出等を加えた所得の3割以上が市外へ流出していることから、循環率を高める取り組みが必要です。
本市では人口減少による消費低下を補うため、観光で稼ぐ方針を示しています。集客力の高い地域にある公共施設、例えば道の駅越前おおの荒島の郷に隣接する旧蕨生小学校敷地などは、その活用を民間に委ねるなど官民連携した取り組みを展開するとともに、職員自らが活発に地元での消費行動を行うことや、物件費や需用費、役務費などの予算執行において市外事業者への安易な支出を繰り返していないか見直すことも大切であると申し上げ、質問に移ります。
市ではこれまで「越前おおのブランド戦略」に沿った取り組みを進めてきました。目標として掲げていた地域ブランド調査結果については全国300位以内を目指していましたが、令和3年度における認知度が863位、魅力度は908位と急低下しています。その結果をどう評価分析しているのか伺います。
(回答)「越前おおのブランド戦略」成果指標とした認知度と魅力度については、本年度、順位は下がったものの、昨年開駅した道の駅「越前おおの 荒島の郷」で実施した来場者へのアンケート調査で、4割が県外客、中京や関西、北陸方面の割合が高く、取り組みの効果が表れた。(※あくまで私が聞きとった内容をお伝えしています。後日、議事録が公開されましたら改めてお知らせいたします)
(質問)大野インターチェンジから(仮称)和泉インターチェンジ区間の開通まで一年となり、いよいよ中部縦貫自動車道の整備効果を生かすチャンスです。議会としても、行政とともに令和4年度末の開通を求めて行動しており、先月も市長自ら上京して要望活動していたと認識しています。ハード、ソフト両面での投資も、中部縦貫自動車道の開通による効果を見据えたものが多くあります。
ところがです。今回の市長提案理由において令和4年度末の開通に対する発言がなかった。議会にも説明はなく、次に代表質問する堀田会長とも確認し合いましたが理由は分からず、衝撃とともに不安が広がっています。自治体トップの発言、行動は大きく影響しますので改めていただきたい。また、「越前おおの産業ブランド力向上戦略」では令和8年度における宿泊者数を15万人、観光入込客数を350万人とする目標を掲げています。観光は外部環境の影響を大きく受けるものであり、勝山市における新たな宿泊施設の整備やホテルの民間譲渡は脅威にならないか。また、本市におけるキャンプ場や宿泊施設など公共施設は再編を進める方針の中、数値目標の積み上げはどのように行ったのか伺います。
(回答)令和8年春の中部縦貫自動車道県内全線開通や令和5年度末の北陸新幹線敦賀開業を見据え、地域資源の磨き上げ、フォトジェニックな場づくり、旅館やホテルなどの改修支援などを通じて、魅力と集客力が高まるとして、設定した。(※あくまで私が聞きとった内容をお伝えしています。後日、議事録が公開されましたら改めてお知らせいたします)