北陸自動車道と東海北陸自動車道をつなぐ中部縦貫自動車道の役割
令和8年春の開通予定となっている中部縦貫自動車道の福井県内区間。我々議会としては「令和7年度中(3月末)」の開通を強く求めて要望活動等を行っています。
北陸自動車道福井北ICと東海北陸自動車道白鳥ICをつなぐ福井県嶺北を横断する中部縦貫自動車道は、福井県内全線開通に向けて残り区間15.5キロの九頭竜IC-(仮称)油坂出入口間の工事が鋭意進められています。
※先日、岐阜県高山市を訪れましたが、東海北陸自動車道を経由して高山ICより先、最終目的地である長野県松本市へ向かう道路整備がまだまだ遅れています。福井県内全線開通の効果を最大化してアピールすることで、一日も早い中部縦貫自動車道全線開通を目指していきます。
【令和6年6月議会で報告された整備効果・課題】
(1)交通状況の変化
福井市内から大野、和泉方面を通って岐阜県へ向かう車が増えています。具体的には九頭竜ICから油坂出入口までの国道158号における交通量が約6割増加したとのこと。
(2)観光施設の賑わい
開通後の令和5年11月における道の駅「九頭竜」(九頭竜ICから3分)来場者数が約2万人と一年前と比べて約14%増加。福井和泉スキー場の早割チケット販売数も開通前シーズンと比較して約3倍に増加したとのこと。
(3)救急搬送の速達性・安定性の向上
和泉地域交流センター(九頭竜ICから3分)から福井県立病院までの搬送時間が約18分短縮されたほか、これまでと比較してカーブや路面起伏等がないことから傷病者の負担軽減につながっているとの救急隊員の実感が報告されました。
課題として、道路の開通効果を活かす取り組みを「大野市高速交通アクションプログラム」に掲げて、より進めることが重要と認識していると報告がありました。