大野市文化会館って、もう使えないのですか?
(質問)孫が20歳を迎えたのですが、毎年、成人式(現在は20歳のつどい)が文化会館で行われていたのに、今回(令和7年)は会場が結とぴあに変更になったと聞いてビックリした。文化会館はもう使えないのでしょうか。
(回答)ご質問ありがとうございます。行政(市役所)主催の行事が文化会館を避けるように別会場で開催されるたび、よく似た問い合わせが増えています。結論から言えば『令和8年6月をもって休館を検討する』が現在の状況なので、使用申請すれば許可(許可などの行政処分権限は市長)されると思います。
20歳のつどいが今回、結とぴあで開かれるようになった経緯(定例教育委員会での議論や決定)は不明ですが、駐車場の確保や除雪体制を理由に挙げています。
とはいえ、体育館のパイプ椅子に晴れ着姿で長時間着席し、一段高いステージを見上げながらの式典は違和感があります。現在、(仮称)大野市こども若者計画を策定中ですが、主役となる20歳のメンバーの意見を聞いて決めたのか、しっかり声を拾って次回以降に生かしていきます。
- (令和6年6月時点)大野市文化会館整備を巡る経緯、今後の論点(文化の拠点/避難所)
- (令和5年6月議会・補正予算議案)文化会館のあり方検討に1227万円
- 大野市の財政状況って厳しいのですか(文化会館の建て替え議論)
文化会館に代わる発表の場は?跡地利用は?
その一方で、休館後の発表場所をどう確保するのか議会でも議論が広がり、文化会館のあり方を検討する委員会が立ち上がりました。当然、その委員会の設置及び委員の委嘱は市長が行っています。その委員会では1千万円をかけて4ヶ所における立地可能性の調査が行われ、集まった委員12人による活発な議論が行われていました。
その議論が行われている中、突如市長自ら、市議会本会議において『踏みとどまる発言(下記参照)』をして市民を不安にさせています。公共施設の設置目的や市民福祉の向上をどう示すのか責任があります。
年明け(令和7年1月8日)に『文化会館あり方検討委員会』が開かれますので、そこでの結論を見守りつつ、市長としての責任、行政の対応を求めていきます。