教えて!!林議員

よくあるご質問

市民の皆さまからよくいただくご質問に答えさせていただきます。

更地になりましたが、大野市民俗資料館はいつ移築されますか?

この記事は公開から2年以上経過しています。

名水と城下町 広場整備

(質問)旧簡易裁判所の敷地が更地となりました。越前大野城もすっきり見られるようになりましたが、大野市民俗資料館が移築すると聞きました。いつになりますか?

(回答)お問い合わせありがとうございます。結論から申し上げますと、民俗資料館の移築はありません。更地となった場所は新堀清水(しんぼりしょうず)の湧水地であり広場として散策できるよう整備することとなっています。

これまでの経過

この敷地には簡易裁判所が立地していましたが、JR越前大野駅近くに建て替えとなり使われていませんでした。(国と市で所有権移転されて大野市が保有)。市では建物を解体して、100メートル先の柳廼社境内にある大野市民俗資料館を移築する計画でした。

ところが、民俗資料館をどのように移築するのか、具体的には曳家なのか一度解体して移築するのか、その際に柳廼社のどこを通るのかなどの交渉がまとまっていない状況で、実施設計を行う予算が計上(令和3年3月議会。下記に討論内容掲載)されたことから議会として減額修正しました。

一連の予算(所有権移転した土地建物の取得や解体、周辺環境整備)には国の補助金が活用されており、その計画内容を変更した結果、湧水地として整備する方針が認められたことから現在の解体などが進められています。

なお、令和4年3月議会において民俗資料館移築の状況を確認したところ『移築協議する状況にない』との答弁でした。

【令和3年3月議会において予算減額修正に賛成討論した我が会派の内容】

新風会・公明の髙田育昌です。
令和3年3月第423回定例会最終日に当たり、提出されております 議案第2号、令和3年度大野市一般会計予算案のうち、総務文教常任委員会における減額修正に対して、賛成の立場から討論いたします。
今回の修正は、款10教育費、項5社会教育費、6億2,861万6,000円のうち、目5博物館費、民俗博物館整備事業に係る節12委託料、1,235万円及び節14工事請負費、3,900万円の合計5,135万円を減額するものであります。
この事業は、令和元年6月第414回大野市議会定例会において、大野市民俗資料館を柳廼社境内から大野簡易裁判所跡地へ移築整備する民俗博物館整備事業の実施設計費用及び用地購入費用が計上され、議会として議決しております。
その際、移築に当たっては、昭和46年に指定された大野市指定文化財として価値を損なわないような工法を用いることなどを求めたところで、しかしながら土地所有者との協議が合意に至っていないことから、令和2年3月議会において予算を繰り越すに至り、その後、協議は継続中であることを総務文教常任委員会において報告を受けてまいりました。その協議を担当されていたのが、前副市長であります。
今定例会における予算審議の過程において、前副市長が本年1月に解職となって以降、土地所有者との協議が中断されているとの報告がありました。
土地所有者の瑕疵(かし)ではないことで、協議の中断が余儀なくされているにもかかわらず予算が計上された場合、今後、再開される土地所有者との協議において、悪影響が出ることは想像に難くありません。強引な手法に踏み切らなくてもよいように、まずは相互の信頼関係の回復と、市民の皆さんが納得、安心してもらえるような文化財の移築体制を整えていただくための協議の時間をとっていただく必要があると判断し、本修正案に賛成し、討論といたします。