教えて!!林議員

よくあるご質問

市民の皆さまからよくいただくご質問に答えさせていただきます。

市民の声が届くとは?(議員の立ち位置、議会の役割と二元代表制)

(質問)市民の声ってどう伝えたら良いですか?全然届いていないように感じます。市役所に行かなければならないのでしょうか。市長や議員に直接言えば良いですか。

(回答)お問い合わせありがとうございます。大変重要なポイントです。届けたい思いは「大野市をより良くしたい」気持ちが伝わっており、行政(市役所)として大切に受け取り、施策や体制に反映して「見える化」することが重要です。そのため、どのような方法があるのか、お伝えします。

なお、市民の声が行政に届き、現状より良くなったと感じること(見える化)ができれば、より幸せな状態になる「ウェルビーイングの向上」が達成できます。令和6年12月議会一般質問においても確認しています。
(回答・令和6年12月議会一般質問(1)令和7年度予算編成方針とウェルビーイング向上

 

市民の声を届ける方法(私見を含む)

(1)市役所に出向き(もしくは電話、メール等で)、担当職員に伝える
→どこが担当か分かっていれば直接伝えることが有効です。その上で、担当者から上司に伝えてもらい回答をもらうことで市民の声を届けることができます。ただ、大野市組織図(ホームページ)を見てもどこが担当か分からないことが多く、速やかに対応(即答できないものはコールバック)がないと、さらにストレスがかかっていまうことも。

※私が職員時代から気を付けていたことは「たらい回しにしない」「時間を大切にする」です。来庁者も電話でも時間やお金をかけて連絡してきていますので、できる限り速やかに伝えるようにしていました。

(2)市長に直接伝える
→市長を交えた意見交換会や座布団集会などの機会があれば直接伝えることも可能ですが、大野市では現在、行われておらず、現実的に直接伝える方法は限られていると思います。

(3)議員に直接伝える
→議員は市民の代表として行政との橋渡し役を果たす存在だと思います。大野市議会議員は16人(大野市議会ホームページ)います。とはいえ、議員を知らないという方も多いと思いますし、直接連絡して連絡することに躊躇する方もいると思います。私の場合、各種SNSを活用しています。ご質問はSNS(インスタグラムTwitterFacebook)のダイレクトメッセージからお寄せいただければと思います。

市長と議会は二元代表制、でも権限には大きな差

市長と議員は、選挙という機会を通じて投票という手段で市民が直接選んでいます。市長は市役所という組織のトップとして職員との意思疎通・ガバナンス(統治)を行う責任が、議員は市議会という組織を構成して行政の動きが「最小の経費で最大の効果」を上げているのかチェックする責任があります。良い意味でけん制し合う中で、より良い大野市を作っていくためのより良い施策・方向性を見定めていかなければならないと思っています。

そのため、市長と議会は二元代表制と言われていますが、市長と議会に与えられた権限は全く違いますので、市民の声をどう届けて、その上でどう施策に反映(見える化)されるかまでのプロセスをお知らせします。

(市長)予算案を編成して議会に提案することができる。条例案(市のルール)を制定もしくはより良く改正して議会に提案することができる。

(議会)予算案を編成する権限はなく、市長から出された予算案を審議して採決(可決、否決)する権限がある。条例案は制定もしくは改正できるが、行政組織に関することなど一部は市長にのみ与えられた権限がある。

市民の声が届く=大野市がより良くなったと実感

市民の声を聞くこと、特に私は「傾聴」を大切にしていますが、聞くだけでは良くなったと実感は持てません。やはり、予算の執行や条例(ルール)の変更により、「住んでて良かった、声が届いた」と実感するものだと思います。となると、議会を構成する議員としても市役所をまとめる市長としても、スピード感持った対応により、より多くの市民に実感してもらう努力が求められます。引き続き、議会では毎月の議員全員協議会の場や定例会に対する本会議・委員会等の場を通じて市民の声を届け、議会内部でも議員間協議していきます。