教えて!!林議員

よくあるご質問

市民の皆さまからよくいただくご質問に答えさせていただきます。

大野市の財政状況って厳しいのですか(文化会館の建て替え議論)

(問)文化会館の建て替えもそうですが、大野市の財政状況って厳しいのですか。
(参考;大野市文化会館の整備で市長「踏みとどまる」と発言しましたが、どうなるのですか。

(答)お問い合わせありがとうございます。不安になる気持ち分かります。結論から言えば、建てようと思えば建てられるし、建てる余裕があるのかといえば相当な工夫(予算配分のやりくり)が必要だとも思います。

令和6年9月議会において「(令和6年9月議会一般質問)(1)政策目的の明確化と財政改革について」質問しました。具体的な議論の中身はリンク先をご覧いただきたいと思いますが、市は令和12年度までの大野市中期財政見通し(案)を示し、特に期間前半に大型事業が見込まれるとしています。小中学校施設改修事業や大野・勝山地区広域行政事務組合が実施する基幹的改良事業への負担金、浄化センター改良工事などなど。

私自身、市民にとって必要なサービスを維持しつつ、必要な公共施設の改良、改築、改修、建て替え(新築)はしていかなければならないと思っています。文化会館に関して言うなら、以前から「文化ホールと練習室兼ねた控室」は必要との立場であり、その立地場所や規模などを自分なりに想定しています。

これが重要だと感じているのは、5年に1度行われる国勢調査の数値(令和2年10月1日現在、3万1286人)から毎月の転入転出(社会増減)と出生死亡(自然増減)を計算した福井県の推計人口が、令和6年7月1日現在において「2万8960人」と2万9000人を割り込んだ事実。

ここ数年、特に人口減少のスピードが加速しており、令和5年度から地方債(市の借金)の残高が増加傾向であり、基金(貯金)の減少が見込まれている点も憂慮すべき事態です。早急に現在の行政サービスの中身や予算配分を見直す【人口を維持・増加させる政策目的に向かって予算配分を重点化する】必要があると感じています。

引き続き、行政の監視チェックをしっかり行いつつ、将来に対する市民や事業者の不安を丁寧に取り除いていけるよう政策提言しながら議論していきます。行政に議会との対話、聞く姿勢、施策への反映を求めていきます。