(令和7年9月一般質問と回答)(3)市内に3つある温泉・温浴施設の「方向性」見直しの考え方は。
令和7年9月、第446回大野市議会定例会における一般質問と答弁の概要です。なお、この概要は動画による文字起こしを基本としており議事録ではありません(議事録は今後、大野市議会ホームページに掲載されます)
https://youtu.be/a6f9PJIymI0《本会議3日目動画、4:06:30から》
令和7年9月一般質問 重要計画等の改善方針と行政経営手法について
温泉・温浴施設は市民の健康増進に寄与する重要な施設であり、特に九頭竜温泉平成の湯は自噴源泉(水源)という地域資源を有している。本定例会には電気料の一部を支援する予算議案が上程されるなど市内に3つある施設とも維持管理費が増加しており、公共施設再編の「施設の方向性」の見直しを検討しているとのことだが、その考え方を問う。
⇒(健康長寿課長答弁):あっ宝んどについては、現在の利用目的のまま、適正に維持管理し、利用を促進することを前提に「現状維持」する。
⇒(観光交流課長答弁):うらら館については、六呂師高原の開発途上にあることから、市において維持管理を行い、施設や事業者との連携により市内外から利用者を招いて「利活用促進」を図る。
⇒(観光交流課長):平成の湯については、地域資源を将来にわたり維持し、活用を進めるには収支改善が必要であり、民間事業者による迅速で柔軟な経営が望ましいと考え、令和11年春の中部縦貫自動車道の県内全線開通を見据え、ホテルフレアール和泉とともに「将来的な譲渡」を検討する。
(意見)平成の湯は譲渡ではなく現状維持を求め、庁内でしっかり整えて議会とも議論を深めた上で方向性を示すよう求めた。現時点でこちらから示した懸念な点は次のとおり。
- 水源とセットで譲渡となるとその後の影響が計り知れない
- 耐用年数(38年)の大半が残っている施設(建設が平成26年)
- 県の補助金70,000千円を活用した施設であり、返還が必要
- 令和6年12月改訂の個別施設計画でも「現状維持」
また、市内3つある温泉・温浴施設を並べてどういった形なら維持管理できるか検討を求めた。
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