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(令和5年6月現在)大野市文化会館は建て替え?改修?避難所・投票所はどうなるの?

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※令和5年6月大野市議会定例会で議論したテーマのこれまでの議論と今、これからについてまとめました。今回は『大野市文化会館』です。

(現在の文化会館概要)

  • 所在地:大野市有明町
  • 建設年:昭和40年(昭和41年6月開館)
  • 敷地:5,981㎡(市有地)
  • 構造:RC造(鉄筋コンクリート)一部SRC造3階建
  • 延べ床面積:3,161㎡
  • 大ホール客席数:633席
  • 駐車台数:97台
  • 大野市指定避難所(選挙時は投票所)

 

(令和5年度当初予算における予算措置状況)
《支出予定》10.4.7 文化会館管理運営経費 32,642千円
《収入見込》13.1.8 文化会館使用料 1,931千円

 

(大野市、大野市議会の対応)

  • 大野市公共施設等総合管理計画(公共施設再編計画編 令和4年3月改訂)において「必要な設備の更新や修繕を行い、令和8年6月までに休館を検討する」との方針を示した
  • 令和4年12月議会に大野市文化協会から大野市文化会館の整備に向けた早期検討を進めるよう求める陳情書が提出され、市議会として「採択」した
  • 令和5年6月大野市議会において『文化会館のあり方検討事業』予算が計上され、議決

令和5年6月大野市議会において議決した予算の内容
(1)報償費、消耗品費、食糧費として351千円
(2)委託料として11,924千円

専門家や公募等によるメンバーで構成する検討委員会を立ち上げて、耐震性が不適合な現文化会館に替わる施設を検討するとともに、平成30年度に策定した大野市文化会館整備基本計画の整備方針も案の一つとしつつ、他の既存施設を活用した改修や増築する整備案も検討するため、建築基準法の適合、劣化度の調査を行い、施設整備費用の算出及び整備図面の作成を行うための調査委託料を計上

(令和5年6月議会・補正予算議案)文化会館のあり方検討に1227万円

(市議会における議論並びに方向性;委員長報告から)

  • 検討委員会の設置に当たっては、検討委員に十分な議論を行っていただくため、施設規模や機能、立地場所、駐車スペース等の課題、整備コストやランニングコストなど、何を検討するのかを明確にし、検討委員になられる方々に目的を十分に説明した上で、検討委員会を開催するよう求めるとともに、今後の検討委員会での検討状況、あるいは政策方針決定の進捗について、議会として説明を受ける場を設けることを伝えた。
  • スケジュールとしては、本年8月中に検討委員会2回開催の中で出た意見を基に、対象となった代替候補施設の調査業務を実施し、その調査結果を報告するため、令和6年3月に3回目の検討委員会を開催、令和6年度もさらなる検討を重ね、6年度中に政策方針が決定されるとのスケジュールが示されました。
  • 議会としては新築するのか、既存施設を活用するのかについて、費用等を比較する場合は、機能や座席数など仕様のレベルを合わせた検討を求めるとともに、現文化会館は指定避難所であり、さらには選挙の投票所でもあり、文化の拠点をどうするのかを第一に考えつつ、それらの機能についても、遺漏のないよう検討を求めた。

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