(令和4年9月大野市議会一般質問)機動的で信頼ある行政運営/交通インフラ整備
9月5日に開会した令和4年9月第429回大野市議会定例会は、来週月曜日の12日(月曜日)、13日(火曜日)に本会議・一般質問が行われます。私は、12日(月曜日)の午後1時から質問に立ちます。大野市議会の傍聴規程など詳しくは、大野市ホームページ(大野市議会)をご確認ください。
今回は一問一答方式で端的に、でも石山市政2期目は実績が問われる中、市民や事業者に『協働』の担い手となってもらう組織体制・職員の意識となっているか、組織内の風通しを良くし、業務改善の成果が出ているのか、また、2025年問題やその先を見据えて市域面積の広い大野市にとって、市民の足(移動手段)の確保をどう実行していくのか議論します。しっかり声を届けていきます。
(1)機動的で信頼ある行政運営に向けて
さまざまな計画やビジョンにおいて「市民と行政による協働」がうたわれているが、行政を担う職員は、全体の奉仕者としての自覚とともに市民や事業者の置かれている状況を的確に把握して施策に反映する力が求められている。同時に、時代の変化への対応を怖がらず、「誇れるまち大野市づくり」に前向きに取り組む職員を育てる組織でなければ、市民や事業者の共感は得られず、信頼も回復せず、協働のまちづくりは進まない。
令和3年度から組織機構を大幅に変更した上で「デジタル政策推進事業」など民間企業の協力も得ながら自治体DXに取り組んでいることから、次の点について質問する。
(質問)自治体DXの取り組みによる事務事業への反映状況と現在の組織における成果と課題をどう捉えているのか、市長の見解を伺う。
(2)大野に住み続けるための交通インフラ整備について
今月30日まで、市民からの意見(パブリックコメント)を募集している(改訂)大野市都市マスタープラン(案)では、「市街地」「田園集落」「山間」それぞれの地域の特性を活かして、「結の心」とそれを補う「DX」をベースに住み続けられる地域づくりを進めるとし、持続可能な移動システムを構築する方針を打ち出している。また、令和6年度から新たな交通体系に移行する予定であり、交通弱者への対応だけではなく観光誘客による利用など、あらゆる分野に関わる重要な公共交通体制が求められることから、次の3点について質問する。
(質問1)JR越美北線は市民の日常利用のほか、沿線魅力化と駅からの二次交通充実による観光需要を取り込むことが重要となる。越前大野駅周辺活性化に向けた高校生ワークショップで出された提案にはどのようなものがあったのか。また、終着駅である九頭竜湖駅から九頭竜湖畔や県境等を巡る二次交通の確保に関する取り組み状況は。
(質問2)星空保護区の認定や活性化事業に着手する六呂師高原を市内の飲食・宿泊事業者の「稼ぐ力」につなげて、夜の観光・ナイトタイムエコノミーを充実していくためにも、夜間における移動手段の確保が重要となるが、交通事業者の実態や支援のあり方など検討は行っているのか。
(質問3)さまざまな主体による交通手段の確保として自家用有償旅客運送制度があるが、阪谷地区での検討状況、市内事業者の協力による運行や自動運転技術の導入などの可能性をどう捉えているのか。併せて、小中学校再編に伴う新たなスクールバスの運行に向けて、運行形態やルート設定、コミュニティバスとしての活用など、教育委員会事務局と市長部局が連携した上で事業者と協議しなければならないと考えるが、その検討状況について伺う。