注目大野市政

より良い教育環境と小中学校の再編

林議員が話題の大野市政やプロジェクトのを分かりやすく解説します。

(一般質問から)新型コロナ対策と子どもの教育環境・子育て支援について

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令和3年9月第425回大野市議会定例会は昨日、一昨日と本会議、一般質問が行われ、合計11名の議員が質問に立ちました。市の行政事務に対する取り組み状況や今後の方向性などの議論が行われました。今回、私は一般質問は行っておりませんが、しっかり自分の中で整理をして今後の政策提案につなげていきます。

今回は、新型コロナウイルス感染症がいまだ猛威をふるい、子どもへの感染拡大が懸念されている中において、子育て支援や大野市小中学校再編等、子どもにかかわる関連する議論がありましたので、概要をお知らせします。なお、あくまで本会議場においてメモを取ったものであり、後日発表される議事録において確認の上、修正箇所が見つかった場合は訂正することもありますので、ご了承ください。

(問)18歳以下の新型コロナワクチン接種率はどの程度か。
(答)12歳~18歳全対象者1854人中1回目を863人(47%)が、2回目までの接種済の人が158人(9%)いる。若者向け集団接種を県や市で枠を設けて実施しており、10月末までに希望する人への接種は完了する予定。

(問)小中学校再編計画(案)の説明会概要と課題について。
(答)5月26日~8月26日まで未就学児保護者を含む保護者や地域住民、教員向けに開催し、462人が参加したほか、オンライン配信は1091回の視聴記録となった。地域から学校がなくなることへの不安や登下校の負担軽減、新たな学校になじめるか、制服や部活動など課題が見えた。

(問)現在の小学6年生は再編計画どおりだと、中学3年生の時に統合となり、部活動は3~4か月となってしまう。統合校同士での前倒しなど対応は。
(答)詳細はお答えできる状況にないが、校長会などでも協議しており、再編計画を策定して準備を進めていきたい。(私自身もこの点についてはこれまでもさまざまな機会を捉えて訴えてきており、競技ごと、文化芸術などによって事情が異なることから、関係者間における議論の必要性と、現在の6年生が卒業して進路を決める前の個別の説明なども求めています)

(問)コロナ禍においてひとり親家庭の貧困率が高まり、「生理の貧困」などと呼ばれる子どもへの影響も懸念されるが対策は。
(答)防災備蓄の生理用品配布などは考えていないが、大野市役所向かいにある自立相談支援センター「ふらっと」での配布や各学校の保健室への設置などで対応している。

(問)各学校に配備された児童生徒一人一台のタブレット端末の活用は。
(答)コロナ禍の感染予防や災害時などにおける教育機会の確保に向けてオンライン授業の実現が求められており、タブレット端末の家庭への持ち帰りに向けた準備を進めている。家庭におけるWi-Fi機器との接続テストや動作環境などを10月中旬までに試行していきたい。Wi-Fi環境のない家庭にはLTEタイプの端末を貸与して対応する。

(問)県内一子育てしやすいまちとして、永平寺町や高浜町で給食費の無償化を行っているがどうか。
(答)無償化は考えていない。学校給食法による食材費は保護者負担が基本であるが、令和2年度から第3子以降の給食費に助成する制度は行っている。令和2年度は小中学校合わせて265件1245万円余りを助成した。令和3年度からは米飯給食をすべて大野産こしひかりとしたほか、「大野ですくすく子育て応援パッケージ」として取りまとめた中で、県内大学等に通う20歳までの医療費完全無料化、平日の放課後児童クラブ無料化なども行っている。

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