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文化会館の候補地調査と活動支援のあり方(令和5年9月議会報告)

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(令和5年6月現在)大野市文化会館は建て替え?改修?避難所・投票所はどうなるの?

⇒文化公演事業(612千円)

コロナ禍で戻ってきた文化活動とその支援

今回の補正予算に計上された本事業では、市民が行う文化芸術活動に補助が行われており、現状の7団体に加え、4団体への補助の追加が見込まれるとのこと。本市における文化芸術の振興を図るため、民間団体の活動に対しては単に補助するだけではく、市ホームページなどにより、補助事業の積極的なPRに関しても支援を求めた。

文化会館の建て替え候補地調査の中身は

理事者からは、専門家や公募等によるメンバーで構成する文化会館あり方検討委員会を8月に2回開催し、以下の5案について法適合調査やイニシャルコスト、ランニングコストの概算費を算出することが決まったとの説明があった。また、令和6年3月又は4月に3回目の検討委員会を開催して、調査結果について、検討委員から意見を聞く予定をしているとのこと。

  • 文化会館整備基本計画のとおり駅東公園に客席数633席の文化会館を新築する案
  • 客席数を400席程度として現文化会館敷地に建て替える案
  • 同じく客席数を400席程度として駅東公園に新築する案
  • 市の既存施設を改修する2案(結とぴあに接続する案と図書館に接続する案) 計5案

 

駅東公園での新築案については、都市計画上必要とされている都市公園を縮小することが可能であるのか、担当部局と調整した上で調査業務を発注されたいとの意見を伝えた。また、既存施設を改修する2案とは、結とぴあに接続する案と、図書館に接続する案ですが、法適合調査の結果、いずれかが不適合となった場合、学びの里「めいりん」の講堂を大ホールに改修する予備の案があるとのこと。

教育委員会の正式な了承が得られているのかとの質問や、学校施設管理計画では、早急な対応を要する劣化・不具合があると判断されている施設の活用は、文化会館への改修にとどまらず、施設全体の大規模改修につながる恐れがある。6月定例会で議決した調査業務の予算が無駄になることがないよう、事前の調整に遺漏のないよう求めた。

学びの里「めいりん」がなぜ、文化会館の候補地に

上記の指摘のほか、学びの里「めいりん」にある有終西小学校は、「大野市小中学校施設管理計画」において 、構造躯体以外の劣化状況の評価は、天井・外壁、設備等の健全度が低い点数であることから、 地震等の災害が発生した際の安全性の確保について説明を求めたところ、理事者からは、外壁などは雨漏りが発生するために評価が低くなっているが、構造躯体は新耐震基準に適合し、震度6強から7程度の地震では倒壊しない強度があるとのこと。建物自体の倒壊の心配はないとはいえ、外壁等が劣化している状態を看過することは許されないため、子どもの命を守るという使命感を持って、施設の維持管理を行うよう、強く求めた。

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