注目大野市政

より良い教育環境と小中学校の再編

林議員が話題の大野市政やプロジェクトのを分かりやすく解説します。

学校部活動をどうするのか(選択制や地域への移行と教員の働き方)

この記事は公開から1年以上経過しています。

大野市だけではなく、全国あらゆる教育委員会において、中学校の部活動をどうするのか大きな転換点を迎えています。ただ、これまで一貫して「学校教育の一環として学校部活動が生徒の教育にとって必要だ」と言っていたことを忘れてはいけません。何より、生徒にとってより良い教育環境は何か。しっかり提示して、自らが選択させる環境をつくることが我々責任世代のやるべきことだと思います。部活動は生徒にとって大切な思い出の場であり、選択肢を狭めることがあってはなりません。

大野市教育委員会では大野市小中学校長会と連名で「令和5年1月20日付 令和5年度以降の中学校の部活動について」の文書を、小学6年生、中学1・2年生の保護者に発出していますが、ここに書かれている方針について議会等でもまだ議論されていません。そのあたりは2月21日に実施される中学校入学説明会において丁寧に誤解のないよう説明するよう求めています。

~上記文書の概要(一部抜粋)~

1.休日における学校部活動の参加について
○令和6年度の運動系部活動は夏季大会以降、文化系部活動は秋の文化祭や発表会以降において、すべての学校部活動は、休日に活動は行いません。
・段階的な以降として、生徒が早いうちから休日の過ごし方を選択できるように、令和5年4月から、休日における学校部活動への参加を、生徒の希望制とします。

2.学校部活動の加入について
○令和6年度の運動系部活動は夏季大会後、文化系部活動は秋の文化祭や発表会後に、全ての学校部活動を、任意加入制に移行します。
・段階的な移行として、生徒が早いうちから放課後や休日の過ごし方を選択できるように、令和5年度の新一年生から、学校部活動を任意加入とします。希望する新2、3年生の生徒には、個別に相談の上、任意加入を認めていきます。

→上記文書だけを見て保護者から不安の声が挙がっています。令和6年度に中学校を2校とする学校再編を進めている大野市において、その再編のメリットの一つに「部活動の選択肢が増える」としています。大野市教育委員会には、市長部局へ移管されたスポーツ部門との連携含めて慎重に丁寧に着実に進める順序立てた議論を求めていきます。

注目大野市政

市民が注目している話題の市政やプロジェクトのを分かりやすく解説します。