子育てに求められる情報提供と環境充実の必要性
子育てって、想定しないことが次々と起こります。
子育て世代は、大変忙しい毎日を過ごしています。
だからこそ、子育て世代に住みやすいまちが求められます。
情報の伝え方、伝わり方を知る
そんな中で、大野市の子育て情報を集めた「大野ですくすく子育て応援パッケージ(大野市ホームページ)」がどれだけの子育て世代に伝わっているか。また、必要とされる情報にうまくたどり着いているか、チェックが必要です。併せて、大野市では公式LINE(大野市ホームページ)も運営しており、受信設定で「子育て」情報を受け取ることもできますが、そのカテゴリーに必要となる情報が発信されていなければ届きません。より良い仕組みとなるよう、登録者向けアンケートの実施と運用改善を求めていきます。
子育てママが発信している「おおのそだち」サイトや、移住定住を取りまとめた「おおのぐらし」サイトもご利用ください。
子育ての環境改善は保護者目線が大切
そのほかにも、共働き家庭の多い大野市にとって、保護者が安心して子育てできるための環境整備・改善は重要なポイントです。保育所や認定こども園などでは、早朝や夜間の受け入れ体制も今後ますます必要となりますし、医療的ケア児受入のための支援充実も必要です(大野市では看護師配置に支援を行っています)。小学校低学年(3年生以下)の放課後の居場所確保策(放課後児童クラブと放課後子ども教室の併用)は学校、公民館、児童センターなど複数機関が「子ども」を中心において、より良い子育て環境を整えるためにどうすべきか工夫が必要であり、その維持に一部保護者の自己負担などもセットで議論していく必要があります。
降雨・降雪時の子どもの遊び場充実も以前から多くの声があります。市役所隣接の結とぴあ内にある子育て支援センターやショッピングモールヴィオ内にあるちっくたっく、道の駅越前おおの荒島の郷内にあるわんぱく広場、本願清水イトヨの里など公設の施設充実はもちろんのこと、各認定こども園が特長ある施設機能を持っており、連携の中でうまく開放していけないかと考えています。
子育て支援・わんぱく広場(道の駅越前おおの荒島の郷)
実はすごい、大野の子育て環境
出産ができる場所が大野市内にはありませんが、事前登録することで緊急時の「救急車」による妊婦さんの病院搬送をスムーズに行う体制を整えています。小中学校の給食も、小学校はすべて調理業務を民間事業者へ委託実施していますが、温かい給食を提供するため、各学校の調理室を利用して給食を作る「自校方式」を採用したり、地元農家さんのとれたて農林産物を給食に利用したりして、官民連携した「地産地消」「食育」の推進を図っています。
また、小学校におけるスポーツ少年団や文化活動の充実と中学校における部活動の連携も、本年度から福井県内で地域連携が始まっており、大野市でも小中学校再編計画の見直し議論の中で「部活動の充実」を掲げて、子どもたちが充実したスポーツ・文化活動ができるよう仕組みを考えているところです。
高校まで「大野」で育てる!そして、良いことを広げていく
子育て環境の充実は、令和8年春に福井県内全線開通となる中部縦貫自動車道の開通効果を活かすことにもつながります。保育所や認定こども園と小学校の連携、中学校と高校の連携による「高校卒業まで大野市で学び育てる」環境づくりに向けてさらに取り組んでいきます。併せて、子育てから学童期、教育全般における子育て支援の手続きが煩雑であり簡素化を求める声を多く聞いています。そのあたりもできることから改善していきますので、皆さんの声をどんどん聞かせてください。そして、ご自身も便利だなとか良いなと感じたことは、自らがSNSや口コミなどで広めて欲しいと思います。