回答・令和6年12月議会一般質問(1)令和7年度予算編成方針とウェルビーイング向上
(質問)令和6年12月議会・一般質問(1)令和7年度予算編成方針とウェルビーイング向上について、市長は定例会初日の所信表明(大野市ホームページ参照)で述べたが、何に重点を置いているのか、また、国で使われている言葉であっても、正直、市民や事業者にとってなじみの薄い言葉が乱立していては正しく伝わらない。
(回答)市長答弁-令和7年度予算編成方針
- 第六次大野市総合計画前期基本計画の最終年度、仕上げの年度
- 中部縦貫自動車道の県内全線開通を見据え、人・モノの流れや生活環境が変わることを想定したソフト・ハード両面の施策を提供
- 市民の自主性、主体性を育てるとともに公的部門を含めた人材育成と確保の施策を検討するよう指示
- 重点事項として、住み続けたいまちとして人口減少下に必要な施策を進めるため、シェアリングエコノミー、ジェンダーギャップの緩和、ウェルビーイングの視点を加える
- シェアリングエコノミーとは個人や企業が持つ資源を必要な人に提供したり共有したりする新しい経済の仕組み。限られた資源を有効に活用するとともに資源の共有や助け合いによる持続可能なまちづくりにつなげていく
- ジェンダーギャップの緩和は、男女の性別による格差、地方から若者や女性が流出する要因の一つ。地域全体で緩和に努め、誰もが生き生きと暮らせるまちづくりにつなげていく
- ウェルビーイングは個人や社会の良い状態、心身ともに満たされた状態を指す。市民の幸福度や暮らしの満足度を測るものさしとして、まちづくりの進ちょく把握、施策の改善や新たな展開につなげていく
(質問)人口減少対策に特化した第2期総合戦略、持続的発展計画の目標達成見込は。
(回答)吉田行政経営部長答弁-各計画の目標達成見込
- 第2期総合戦略は総合計画のうち人口減少対策に特化した計画。掲げた目標の達成見込は工場新設等による雇用創出数や移住相談件数など。達成が困難なものは、創業者数や出生率、観光消費額など。
- 過疎地域持続的発展計画の目標は人口ビジョンに基づく令和7年定住人口を2万9000人とするものだが、福井県が発表した令和6年10月1日の推計人口は2万8844人。これまでの人口推移から達成は困難。
(質問)ウェルビーイング、私としては市民の幸せな状態と表現したが、総合計画後期基本計画策定に向けてアンケート調査を行ったと。新年度予算の各分野における施策に反映させていく方針であることから、現状分析は。
(回答)吉田行政経営部長答弁-ウェルビーイングの現状分析
- 第6次大野市総合計画後期基本計画の策定、まちづくりの方向性を検討するための基礎資料として実施。
- デジタル庁が示すウェルビーイングの設問も設定したことで、他自治体や市内の中高生と18歳以上市民の比較が可能。
- 人口減少下でも幸せに暮らせるまちづくりの方策を考えていく。