大野市小中学校再編計画の見直し議論
大野市では、平成16年に最初の小中学校再編計画を策定して、大野市内の小中学校の再編を進めてきました。その後、平成29年1月に新たな小中学校再編計画を策定し、10校あった小学校を2校に、5校あった中学校を1校に再編して、それぞれ新築するという内容となっています。この内容に対する市民の反発が、翌年に行われた大野市長選挙の争点にもなり、当選した石山市長は再編計画の見直しを表明して、現在の見直し議論が進んでいます。
令和3年3月に見直し後の小中学校再編計画案が示されました。大野市ホームページにも掲載されていますが、中学校は専門教科教員(音楽、美術、技術・家庭科)による教育を保障するため、令和6年4月に、1学年4学級を確保するため5校を2校に再編する内容です。
一方、小学校は複式学級を解消するため、令和8年4月に9校を7校に再編する内容です。なお、和泉小学校は複式学級ですが、児童の通学の負担を考慮して再編しない方針です。
【中学校(令和6年4月)】
上庄中学校を開成中学校に、和泉中学校、尚徳中学校を陽明中学校に再編。開成中、陽明中の既存校舎を活用
【小学校(令和8年4月)】
小山小学校を有終南小学校に、阪谷小学校を富田小学校に再編。有終南小、富田小の既存校舎を活用
令和3年度は、各地区ならびに再編対象となる地区の保護者を対象とした説明会が随時進められていきます。子育て世代にとって、個々の学力はもちろん、集団での学びや競い合い、助け合う中で人間形成が図られていく学校はどうあるべきか。大変興味ある点です。
児童生徒1人に1台のタブレット端末が配備されたことから、その活用を図っていきます。学校内での授業や校外活動はもちろん、家庭や地域、社会全体での学びの充実、豊かな自然の中で体感できる教育も含めて、学びの充実を図っていきます。
http://www.city.ono.fukui.jp/kosodate/sho-chugakkou/saihen-keikaku/saihenkeikaku.html