注目大野市政

信頼ある行政運営と健全財政

林議員が話題の大野市政やプロジェクトのを分かりやすく解説します。

(令和7年3月代表質問と回答)(7)本市の財政状況と行政組織の目指す姿

※3月18日、動画から文字起こしを行い、質問に対する回答を追記しました。(正式な議事録ではありません)

大野市議会ライブ中継(3月3日YouTubeチャンネル)

令和7年3月第433回大野市議会定例会は3月3日(月)から本会議が再開。3日(月)午前10時から、会派を代表して質問に立ちます。ぜひ、傍聴いただくか、上記リンク先(YouTube)からライブ中継をご覧ください。

(7)本市の財政状況と行政組織の目指す姿

(問)起債(借金)の借入額が約34億円と急増する令和6年度分を含め、元金償還がピークを迎える時期と返済予定額の見通しは。健全財政は維持されているのか。

⇒(答)令和6年度の一般会計における市債の借入予定額は、3月補正予算案を含めて34億2,540万円としており、翌年度へ繰越を予定している額を調整した上で借り入れた場合の元金償還額は、令和10年度に償還のピークを迎え、約14億5,000万円を見込んでいる。交付税措置のある有利な市債を活用してきていることから、健全財政は保てるものと考えている。

(問)令和7年度大野市一般会計予算(案)における債務負担行為「公共施設LED照明導入業務」の概要と、地元企業や経済への影響が懸念されるリース方式を採用するとした理由は。

⇒(答)新年度当初予算案に債務負担行為として1億1,1936,000円を計上し、「有終会館」「エキサイト広場」「あっ宝んど」「図書館」の4施設の照明約6,200個をLED照明に交換する。導入に当たっては、10年間のリース方式を採用することで、財政負担の平準化を図り、電気料金と温室効果ガスの削減に早くから取り組むことができ、複数の施設の工事を一括して実施することで事務の効率化も図ることができる。業務の実施に当たっては、地元業者の利用に努めることとし、地域経済への貢献に資するよう発注を進めていく。また、令和7年度の導入状況を見ながら、令和8年度は17施設の導入を考えている。なお、補助金や地方債の活用などが見込める施設は、リース業務から除外し、個別に改修を進める。

(問)令和7年度の課題として「職員のエンゲージメント、ウェルビーイングの向上」を掲げているが、その状況となった原因は何か。併せて、職員自らの幸せ実感、大野市に対する愛着や思い入れを高めるため市長自身が心掛けてきたことは。

⇒(答)本市を取り巻く状況が大きく変化する中で、職員は、複雑化・多様化する行政課題や市民ニーズに的確に対応していく必要があり、職員の仕事や生活のあり方に関する価値観も多様化してきている。職員一人一人がやりがいと成長を実感できる職場環境づくりが重要と考えており、職員には、大野市役所は大野市を大好きな人が、大野市をより良くするために働くことができる職場であることを伝え、職員同士がコミュニケーションを積極的に取り、チームワークで行動し、前向きに楽しみながら業務に取り組むことができるよう職場環境の整備を進めている。

(問)中途退職者が増加傾向であり、その原因はさまざまあるが、組織としてその抑制にどう改革・取り組んでいく方針か。

⇒(答)昨年12月に持続可能な地域社会を支える組織を目指して、新たな大野市人材育成・確保基本方針を策定した。新年度から新たな基本方針に基づき、人材育成・確保の取り組みを計画的・総合的に進めていく。職員のエンゲージメントやウェルビーイングを定期的に把握することにより、組織が抱える課題を洗い出し、人材の定着や組織力の向上につなげていく。

(問)正職員が減少する中、現在のグループ制や組織体制を見直す時期にきていると思うが、市長はどう捉えているのか。

⇒(答)グループ制については、事務事業の増減への臨機応変な対応や人材の有効活用など行政運営の効率化を図るため平成26年に導入した。近年の社会情勢の変化により、行政に求められる役割が大きく変化する中で、職員それぞれが職責を果たし業務を進める体制を令和8年度の実施を目指して検討する。組織機構については、社会情勢の変化や複雑化・多様化する行政課題などに的確に対応するため、適宜、見直しを行い、組織の強化を図っていく。

【関連記事】

注目大野市政

市民が注目している話題の市政やプロジェクトのを分かりやすく解説します。