(令和7年3月代表質問と回答)(5)観光で稼ぐ九頭竜エリアへの投資
※3月18日、動画から文字起こしを行い、質問に対する回答を追記しました。(正式な議事録ではありません)
令和7年3月第433回大野市議会定例会は3月3日(月)から本会議が再開。3日(月)午前10時から、会派を代表して質問に立ちます。ぜひ、傍聴いただくか、上記リンク先(YouTube)からライブ中継をご覧ください。
(5)観光で稼ぐ九頭竜エリアへの投資
(問)「越前おおの産業ブランド力向上戦略」に掲げる観光消費額の増加に向けて観光行政のかじ取りは。また、一般財団法人越前おおの観光ビューロー、観光関連事業者に期待することは。
⇒(答)本市は、越前おおの産業ブランド力向上戦略を推進し、観光消費額の増加を目指しており、市内を「まちなかエリア」「和泉エリア」「六呂師高原周辺エリア」「郊外エリア」の4つの観光エリアに分け、周遊観光の推進を目指している。観光誘客を牽引する組織として令和5年に設立された一般財団法人越前おおの観光ビューローは、市内事業者や行政と連携し、観光誘客や地場産品の販路拡大などに関する事業を行うほか、一般の観光客の誘客だけでなく、行政や各店舗では対応が難しい、旅行会社への旅行商品の企画提案・販売や団体旅行の受け入れも行っている。
(問)令和7年度大野市一般会計予算(案)の新規事業・譲渡施設運営補助において九頭竜スキー場に対する予算措置がされていない理由は。
⇒(答)無償貸与する圧雪車等の令和7年の残存価格は約2250万円と試算した。譲渡するパークホテル九頭竜との両施設への支援内容は異なるが、ともに年間指定管理料の2分の1の10年間分に相当するものであり、同等の支援策であると考えている。
(問)本市の課題である冬季における観光消費額の増加に向けて、スキー場や宿泊支援等の誘客促進策は。また、新型コロナウイルス感染症の流行を機に休止されたまま再開されてない学校におけるスキー教室の復活を求める声が上がっているが、市長の考えは。
⇒(答)スキー場への誘客促進については、主に大野市・勝山市の行政やスキー場、宿泊関係団体で組織する九頭竜テラル高原推進協議会を通じて広域で協力し取り組んでおり、市独自の取り組みとして旅行会社が造成するツアーに対して助成し、観光消費額の増加と滞在時間の延長を目指している。スキー教室は和泉小学校、小山小学校や阪谷小学校で実施されており、実施するかどうかは各学校の判断による。
(問)九頭竜エリアにおける観光で外貨を稼ぐ官民協働の仕組みを構築するため、和泉地域交流センター内に観光部門を新設しては。
⇒(答)観光部門を設置する予定はないが、中部縦貫自動車道の県内全線開通後の稼ぐ力の向上に向けて、地区内の事業者のさらなる連携が図られるよう協議の場を設定する。
【関連記事】