(須江航・仙台育英監督)伝わる言葉、失敗から学ぶ自己理解と組織力
#01人の育成
※大野高校PTA会長として、大変有意義な記念講演を聞く議会に巡り会いましたので共有します。学校でも社会でも家庭でも、相手の立場に立ち、傾聴して心のキャッチボールができる人間になりましょう!
須江航・仙台育英監督の講演を聴く機会がありましたので共有します。昨年夏の甲子園優勝時に語った『青春って密』はあまりに有名なフレーズですが、監督の話は大変心に響くものでした。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220905/amp/k10013803381000.html
- 賛同の多いことは時代遅れ
- 人生は敗者復活戦
- クオリティーラインとタイムリミットを掲げて動く
- おもしろい野球で全国制覇すると有言実行
- 地域の皆さんと感動を分かち合う
- 日本一からの招待
○情熱と素直さと粘り強さと
→今の高校生は情報量が多すぎて何を選択して良いか分からない。だからじっくり辛抱強く実践することが大切
→素直さとは柔軟性、価値観の違いをおもしろいと受け入れる
→何ごとにも肯定的(通れる道を探せば見えてくる)
○組織力と目標
→挫折との向き合い方、人生を1°変える(一気に変えない、変わらない、変えられない)
→我々は何に向かって取り組むのか、丁寧な説明が必要になっている(理由なくやっても続かない、伝わらない)
○個人の成長と自己理解
→短所と長所を正しく理解。
※短所に丁寧に対処しないと長所を飲み込んでしまう(自己理解の上で行動)
→ わかる、できる、いつでもできる、出したいときにできる。順番に力をつけていく
○伝わる言葉(組織力の言葉)
→相手が聞きたいことしか伝わらないから『聞く』しかない。欲しがるものしか求めないから相手が聞きたいことを聞くしかない。
→今の高校生は情報量が多く、選択ができる世代。怒られる耐性がない。求められるものを瞬時に見極めアドバイスしつつ、自己理解を促す
→叱る怒るの耐性がない。受け取る方がネガティブになる点では同じであり、指導者側に落ち度あれば太陽が沈む前にフォロー。叱ることで効果が出たと勘違いしない(依存しない)
○日本一は目標。目的や理念が大事。
→部活動の意義は大人になり壁にぶつかったときに思考が戻ってくる場にしたいとの思い。だから、挑戦して失敗させる。辛抱強く。
→でも、自己肯定感が下がっていないかは注視(成功はアート)。しないのとできないのは違う。最後は気合いと根性、ガッツで乗り切る。誰かがまとめるではなく、まとまっていく。
※前日の分科会で話のあったレジリエンス教育