(敬老の日)人口減少が続く大野市だが、活発な高齢者活動に活路を
#02時代の変化への対応
9月16日(月曜日、祝日)は敬老の日。午後からの大野地区敬老会に出席させていただき、健康長寿をともにお祝いしたいと思います。
昨日もふくい健康長寿祭2024が大野市、勝山市を会場に開かれたほか、シルバー人材センターによる就労機会の提供や公民館講座などの生きがいづくりといった活動も活発に行われています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d4acfcb6dc72bb81abd5c8cc6b168606bd86d64/images/000
※素晴らしい活動の数々。大野市ホームページなどでももっと情報を整理して発信するよう求めています。
人口減少、高齢化の実情は
日本では人口減少が加速する中でも65歳以上の高齢者人口が増えており、いわゆる高齢化が進んでいます。総務省の発表では9月15日現在の65歳以上の人口推計は3625万人と過去最多を更新、総人口に占める割合も29・3%と過去最高とのこと。
林よりかずホームページにも掲載していますが、人口減少と財政改革はセットで考え実行していくよう政策目的を明確にした施策の実施を求めています。
我が福井県大野市に目を向けてみると、2020年国勢調査による総人口31,286人に対して11,725人(37.4%)が65歳以上であり、今後の流れとしては65歳以上人口も減少に転じる予測となっています。ただし、85歳以上はまだ増えていきます。
福祉と経済をミックスさせた地域づくりに転換を
働き手、地域の担い手と期待される若年層や生産年齢人口と呼ばれる15歳から64歳の人口が減っています。この人数を増やすことはできません。若い世代はさらに減り続ける社会環境の中、時代に即した仕組みに変えていく必要があります。
『以前はこうだった』『我々はこうやってきた』などお聞きすることもあり、私自身はすごく参考になる話だとあらゆる場面での傾聴を心がけています。
一方でSNSネイティブな20歳代や30歳代と話をすると、これからの未来に不安を持っており、その不安を一緒に行動して解消してあげることができれば、この大野市に住み続けたいと言ってくれる仲間がたくさんいます。
ここが我々政治が担う役割だと感じており、変革が必要です。旧態依然、前例踏襲に陥りやすい行政を仕切る首長(市区町村長)と市民の代表として進むべき方向性を明らかにして政策提言していく議会(議員)が、ともに変化を怖がらず、市民に丁寧に説明しながら変えるべきことは変えていく。
これまでもこれからも、地域づくりの中心は地元に住む人であり、その活動も行事中心から福祉活動と経済性(持続していくための原動力)にシフトしていくことが求められます。自治会でありながら行政が示す行政区であることが地域の自治を見失わせていないか。もっともっと高齢者のチカラを活かしたまちづくり・つながりづくりが大野市ならではの方法でできると信じて活動を促進していきます。