(大野市議会)越美北線やバス、タクシーなど、公共交通の意義や持続可能性を学ぶ
#02時代の変化への対応
福井市と大野市を結ぶJR西日本が運行する越美北線、大野市内なまちなかを循環するバスや福井駅・勝山駅などと結ぶ広域路線バス、タクシーなどの移動手段をどう確保していくかは大きな課題です。
市民にとってより良い移動手段とは何か。複数の移動手段を確保しつつ持続可能な運行体制をどう構築していくか。自動車業界の自動運転技術の進歩とともに、ドライバー不足など人材確保が課題となる中、安全で安心な交通の充実は永遠のテーマだと。
(視察した美濃加茂市の画像)
1枚目はJR美濃太田駅前に停車している「あい愛バス」。2枚目は高齢夫婦や親子連れも多く訪れていたぎふ清流里山公園に設置されているバス停。
大野市議会中部縦貫自動車道等交通対策特別委員会では、現在整備が進められている中部縦貫自動車道の早期開通をはじめ、国や県の道路整備状況、交通対策として市民の移動手段の確保や観光で訪れていただく方の二次交通の充実に向けて理事者(市役所)とともに議論しています。
岐阜県美濃加茂市では、交通空白エリアの考え方にバス停や鉄道駅からの距離だけではなく、居住地からバス停までの標高差も検討するなど、利用される方の目線でカバー率を算出していました。その上でいかに空白エリアを解消しつつ誰もが移動に困らない環境を作っていくとのまちづくりのビジョンを描き、その実現に向けた具体策を聞きました。
さらに人工知能AIを活用したデマンドバス「チョイソコみのかも」に実際に乗車して仕組みを確認。平日日中の定時路線で目立つ乗車率の低さを解消する目的でデマンド運行を行う実証実験では、国の支援を活用して事業者をプロポーザルで選定、運行する地元タクシー会社の協力で得られたデータを元に予約された方の最適な移動手段にAIを活用しています。
次年度からは定時路線との整理を行って車両をうまく活用して乗車人数を確保するとともに、バス停等での広告収入を得る仕組みにより収支率改善を図る予定なども伺いました。
https://www.city.minokamo.lg.jp/soshiki/2/16935.html





