(大野市議会本会議)令和7年12月議会最終日、委員長報告や採決
#04財政健全化
令和7年12月16日火曜日、第447回大野市議会定例会は最終日。各議案に対する委員長報告、質疑、討論、採決が行われました。
私は中部縦貫自動車道等交通対策特別委員長として議論した内容を報告させていただきました。
- 中部縦貫自動車道の整備状況(工事課題への対応状況、ケーソンの沈下作業へ)
- 中部縦貫自動車道の携帯電話不感地帯の解消(協議を行っている)
- 国道158号境寺・計石バイパスの整備状況(令和12年度完成は難しいが近い時期での供用開始を働きかけていく)
- 一般県道上小池勝原線の災害復旧工事の状況(開通時期は令和9年度以降と答弁あり)
- JR越美北線、京福バス、タクシーの現状と課題(利用制度の市民への周知、不便を感じている市民の声)
(下記動画、1:08:30ぐらいから)
以下、今定例会で論議のあった主な論点をお知らせします。
大野市文化会館について
【関係する議案等】
- 建物解体の実施設計にかかる補正予算案
- 令和8年5月31日で廃止する条例案
- 陳情「大野市文化会館の存続及び長寿命化を含む整備計画の検討を求める陳情」
結論として解体の実施設計予算ならびに廃止条例案は可決、ただし決議(議会の意思)を付して議決しました。また、陳情は趣旨採択としました。
決議でも示しましたが、「文化会館廃止の方針を決定するまでの経緯と判断理由、文化会館代替施設の利便性の向上策、文化会館閉館後の地域活動や防災に関する対応」について、説明会などを通して市民へ丁寧に説明することを求めました。
これまで再三求めてきた、方針決定における市長自らの判断とその説明がないことにより、これだけ混乱を招いた責任は大きいと思います。
→【文化会館に関する説明会】
日程・12月20日土曜日
時間・午後2時〜、午後7時〜
場所・文化会館(大野市有明町)
対象・誰でも参加できます
※文化会館建て替えにかかるこれまでの経過は、こちらからご確認ください。
指定管理者の指定と債務負担限度額について
【関係する議案等】
- 債務負担行為補正の予算案
- 指定管理者の指定議案
- 大野市健康保養施設管理委託「あっ宝んど」は、令和8~10年度、限度額75,882千円、イワシタ物産株式会社に委託
- 大野市麻那姫湖青少年旅行村管理委託「中島公園」は、令和8~10年度、限度額49,810千円、株式会社山内建設に委託
- 越前おおの結ステーション管理委託は令和8年度、9年度の2年間、限度額59,962千円、(一財)越前おおの観光ビューローに委託※水のがっこう駐車場は含むが、結ステーション有料化の料金は市直営で管理。
- 大野市道の駅越前おおの荒島の郷管理委託は、令和8~10年度、限度額56,400千円。なお、指定管理者は中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社を議決済み
- 大野市都市公園(明治公園、亀山公園、有終公園)管理委託は、令和8~10年度、限度額46,198千円、(一財)大野市公共施設管理公社に委託
- 大野市体育施設(真名川憩いの島及び大野市ゲートボール場)管理委託は、令和8~10年度、限度額49,257千円、(一財)大野市公共施設管理公社に委託
全体としてエネルギー価格高騰や人件費上昇に伴う限度額の増額があり、指定期間も2年か3年に設定しています。あっ宝んどについて施設の予防保全対応の修繕費は上記限度額とは別に、令和10年度までの3カ年で約9,500万円かかる見込みと報告がありました。なお、今回はあくまで限度額の議決であり、今後は単年度ごとの契約額等をしっかり確認していきます。
使用料の設定や営業時間等の変更について
【関係する議案等】
- 越前おおの結ステーション設置条例の全部を改正する条例案
- 大野市水に関する学習研究施設設置条例の一部を改正する条例案
- 大野市ファミリーリゾート休養施設設置条例の一部を改正する条例案
(結ステーション駐車場の有料化)
結ステーションと隣接する水に関する学習研究施設(水のがっこう)駐車場の有料化に伴い、令和8年4月1日から使用料として徴収するため、両条例に規定するもの。内容は、
⇒普通自動車等の場合
- 入庫から30分以内は無料
- 30分超2時間以内は100円(土日、祝日は200円)
- 2時間超、1時間ごとに100円
- 24時間ごとの上限は500円
※バスは別に設定あり
※駐車場は大野市主催、共催以外では多目的広場として利用できません。
(トロン温浴施設うらら館の休館日等)
ファミリーリゾート休養施設(六呂師トロン温浴施設うらら館)は、令和8年4月1日から営業時間等が変更となります。
内容は、毎週月曜日、1月1日は休館。
営業時間は午後0時~に変更し、閉館は3月~11月は午後9時まで。12月~翌年2月は午後7時まで。
ただし、12月31日、1月2日、3日は午後5時に閉館となります。
理事者(市行政)は誰のために活動するのか、公共施設は何を目的に設置されているのか。物事を進める上で欠かせない政策決定プロセスがゆがんでおり、早急な転換が必要です。議会での議論、市民との対話を求めて声を上げていきます。
※12月議会一般質問と回答は下記リンク先からご覧ください。
※市内paypay利用店舗(約300店)で使えるお得なデジタル商品券販売中。12月2日時点での取得実績は予算枠の約4割ということで、できるだけ早く消費につながるよう対策を求めました。
※JR九頭竜湖駅での簡易委託販売終了(令和8年3月31日)に対するJR西日本との交渉やバス・タクシーの運転手確保に向けた予算措置を求めました。
※文化振興、スポーツ推進に向けた行政のスタンスを改めるよう求めました。
※まちなかにおける周遊観光と文化振興を観光消費額の増加につなげるよう改善を求めました。
※林よりかず討議資料を配布・配信しながら、政治を身近に感じてもらう仕掛けづくりに取り組んでいきます。






