活動報告

人の育成に力を注ぎます

「誇れるまち・大野」のために

自らの命は自分で守り、他人を助ける共助のまち・大野市づくりへ

#01人の育成


令和7年(2025)3月11日、東日本大震災から14年が経ちました。全世界に衝撃を与えた震災。改めまして、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。

亡くなられた方々の思いを決して忘れず、無駄にしないためにも防災教育、地域防災力の強化に取り組んでいきます。

  あの日、何もできないもどかしさ

発生した平成23年(2011)当時、私は市役所職員でした。現在の前の庁舎3階で事務作業を行っていました。金曜日の午後で、上司からの指示で、翌週からの市議会本会議に必要となる資料を用意していたことを今も鮮明に覚えています。

市役所庁舎別館への渡り廊下の窓ガラスが割れるなど大野市でも被害が確認された巨大地震と津波。すぐにテレビを通じて映像が次々と映し出され、祈るしかできなかった気持ち忘れられません。

その前々年まで経済産業省へ派遣されており、東北エリアを担当していたため、訪問時に出会った方々、訪れた町のことが心配でたまりませんでした。

  自助7、共助2、公助1

災害はいつどこでも起こります。自分の命は自分で守り(自助)、助かった命で他の人を助け合う(共助)、つながりが大切です。その上で避難施設の設備整備や広域避難の仕組み、他市町や企業などとの連携による(公助)があり、その果たすべき役割の大きさは、7対2対1だと言われています。自助7、共助2、公助1です。

これまでの災害で被害に遭われた方も必死に生きてこられています。その方々とともに、心を一つにして災害を乗り越えていくとともに、震災や水害、雪害などの教訓を生かして『生きる』ための備えと行動を!私も防災士の資格を取り町内での会合時にその具体例を啓発したり、自らも積極的に研修に参加して知識を身に付けたりしています。

  まず、自らの命は自分で守る

先月16日に開かれた自主防災組織リーダー研修会では、自分や家族の避難のタイミングを示すマイタイムライン作成を学習。日ごろからの気象情報に注意したり発生時の行動を想定したり。我が町内では新年度、自主防災組織の再構築や避難ルートの見直し、備蓄品の充実などに取り組む予定としています。

平時からの防災・減災の重要性はもちろん、災害発生時の初動対応、日々変わる情勢にいかに柔軟に対応できるよう、行政の防災力を高めていくとともに、消防団や自主防災組織など地域防災力の強化にも力を入れていきます。

※町内単位での避難見える化した地区防災マップづくりも大切です。いつ、どこへ行くのかなど行動を示したタイムラインの作成とともに、いざというときの備えをお互いに理解し合うことで地域の防災力が高まります。

東日本大震災とは 震度7と大津波 マグニチュード9.0巨大地震の原因とメカニズム、被害の特徴と教訓 – NHK

https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/natural-disaster/natural-disaster_23.html