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(大野市の方向性)行政としてまちをどうしたいのか~キャッシュポイント中心市街地編~

この記事は公開から半年以上経過しています。

#03産業振興

 

大野市は人口が減り、財政状況も決して楽ではない。では、現状維持で良いのかといえば、現状維持=衰退であり、限られた財源や人的資源をどこに集中させるのか、攻めの姿勢が求められます。

 

先の3月定例会・一般質問において、市長が考える市内のキャッシュポイントを確認しました。

まちなか、六呂師高原周辺、和泉、道の駅「越前おおの荒島の郷」の4つのエリアは事業者が収益を得る場所と答弁。

であるなら、常に人が集まる工夫や仕掛けを、行政と事業者が官民協働して作り出していかなければならないと思います。

 

今回、市内のキャッシュポイントの一つ、まちなか(中心市街地)の現状とあるべき姿を考えてみました。

まず、大野市の文化施設(越前大野城、武家屋敷旧内山家、武家屋敷旧田村家、民俗資料館、歴史博物館)が集積しており、先日の議会の中でもその入館者数が増えているとの報告がありました。

大野市ホームページ(令和5年観光入込客数)

 

まちなか観光+文化施設 670,100人(令和4年は605,900人)で、前年比64,200人(10.6%増)

 

ただ、この入館者数の伸びがまちなかの事業者の稼ぐ力、売上につながっているかというと、その実感はないとの回答を多く聞いています。ここにギャップがあり、このギャップを埋める施策を行政に求めていきます。

 

また、年間の入込客数のうち、冬期間(1月~3月)を除く中でもっとも入込客数が少ないのが「6月」です。冬の入込客数とともに6月から夏休み前までの落ち込みを補う施策を官民協働で検討し、実施していくことが求られます。

 

◇天空の城として注目を集めた「越前大野城」。中心市街地のシンボルです。

 

◇西側登り口からだと、階段もしくは遊歩道を使って10分程度でお城に到着できます。

6月9日現在、申し訳ございませんが、キャッシュレス決済が対応できない状況となっており、現金(cash only)での対応となっています。ちなみに、案内一番下にある(一社)大野市観光協会はすでに解散しており、(一財)越前おおの観光ビューローが現在、市から管理の委託を受けています。私は近隣の文化施設含めた一体での管理運営を求めています。

 

◇能登半島地震の余震の影響を受けて、お城近くの武具蔵跡ののり面の一部が崩落、本年7月末までに復旧工事が行われます。

 

◇武具蔵跡の現在の様子。立ち入り禁止となっていますので、ご注意ください。

 

◇越前大野城(入館料300円、現在cash only)を払って展望台へ。展望台から城下町や盆地の様子をご覧いただけます。画面一番奥の山は福井県唯一の日本百名山・荒島岳(標高1523.5メートル)

 

◇散策途中にはベンチが用意されていますが、残念ながら木々の手入れが追いついておらず、せっかくの眺望が見づらい状況でした。また改善を求めていきます。

 

◇大野市のメインストリート七間通りから越前大野城を眺めた様子。まちの現状をもっと市職員自らが歩いて感じてほしいと求めていますし、事業者の皆さんの声をもっと聞いて施策に反映してほしいです

 

◇こちらは六間通りと五番通りの角にあるモモンガコーヒーからの眺め。越前大野城に上った後、まちなかのお店に立ち寄る仕掛けがまだまだ足りないと感じています

 

◇五番通りにあるPopolo.5(ポポロドットファイブ)。民営のドッグランスペースや飲食店、24時間営業の無人販売所(スイーツアイス専門店)などが入居しています

 

◇これからの暑い季節、テイクアウトしても良いかと。paypayか現金払いが選べます

 

◇越前大野城のふもと、結ステーションは多目的広場兼駐車場ですが、その駐車場の敷地内に立つまちなか交流センターを屋内型こどもの遊び場に整備する方針です(現在工事中、令和7年1月開館予定)。これまで観光客や大型観光バスの駐車スペースだった場所に、ベビーカーを押して子どもの手を引いて駐車場を利用する保護者の姿を想像したとき、現行の管理体制のままでは事故が起こりかねないことから、駐車場計画の早期作成と公表、それに向けた管理事業者を含めた早急な協議を求めています。

 

◇春日通りとかえで通り(市役所へ向かう通り)の交差点付近は道路の損傷もひどく、改善を求めていきます。

 

※下記の記事は市内キャッシュポイントの一つ「和泉」の九頭竜湖や道の駅九頭竜などについてです。ぜひ、ご覧ください。